社会人大学院生日記2024年7・8月号:研究開始
こんにちは^^
いつもアルココブログを御覧いただきありがとうございます。
社会人大学院生日記の7・8月号です。
今月号はついに始まった「研究」についてです。
最後までよろしくお願いします。
一年間の振り返りはこちら↓
それではやっていきましょう!
ついに始まった研究

やっと始まったんだな。。間に合うのか??

年内中にデータを集めて、来年一年で執筆・投稿すればいける

取らぬ狸の皮算用

・・・・・・
この会話の通りではあるんですが、、、
ようやっとこの7月から博士課程の研究がスタートしました。
詳しくはココにかけないのですが、前向きに症例を集めています。
リソース(ヒト、物、お金、時間)は潤沢にないので、症例を集めるにはどうすれば良いか
試行錯誤です^^^

正直、自分で大学院に進んでおきながら一番きついなと思っています。。笑
今回はどの点がきついのか説明します^^

誰が読むねん・・・
大変①:リソース不足
ヒト・物不足
最初に書いたリソース不足はかなり影響します。
参加者の募集、実施、データの集計、解析と言う一連の流れに加えて
準備、自部署・他部署との交渉、場所の確保。。
など
正直今までの「後ろ向き」の研究と違って、手間がかかります。
これらを一緒にやってくれるヒトがいると助かりますが
難しいです^^
たまに医学生さんが手伝ってくれるので、感謝しかありません。
お金不足
またお金については、教室費しかないので、そこまで潤沢ではありません。
財団の研究費助成は落ちました^^
R7科研費は挑戦だけします^^
教室費があるだけありがたいと思ってはいます。
時間不足
社会人大学院生の最大のデメリットである
「働いていること」が結構負担になります^^
空き時間での前向き研究という
なんともパワーワード^^
以前書いたブログ記事で時間使い方を題材にしていましたが↓
講義なんてのは、まだまだ優しいもんでしたね。
語弊がありますが聞いているだけで良いんですからね^^
タイムマネジメントのスキルが莫大に上がると思って頑張るしかないです^^
この大変だと思うことを、経験できていることはとてもありがたいし
言い過ぎですが生命削っているな、という感じがします笑
前向き研究が、ある程度大変だということは知っていましたが
体験してみると、また違った印象もあります。
皆さんご存知の通りですが
下の表の様なメリット・デメリットを書きました。
後ろ向き研究 | 前向き研究 | |
メリット | データ収集が比較的簡単・迅速 | 因果関係の明確化が可能 |
デメリット | バイアスがかかりやすい 因果関係が判断しにくい | 時間と費用がかかる ドロップアウトリスクがある |
全くこのとおりです^^
大変②:協力者のリクルート
協力者を集めないことには、研究が進みません。
どの様にリクルートするか
権威勾配や、強制されたと感じないように
あくまで協力者が「自主的に研究に参加したい」となるような運びが必要ですね。
その理由は後からも述べますが、
強制された場合の結果は解釈が難しいものがあります。
何点かリクルート方法を書きます^^
リクルート方法1
まずはポスター貼付による、リクルートです。
病院の掲示板にポスターを貼って呼びかけています。
患者さんは待ち時間に掲示板を見ているようなので、
ある程度有効かなと思っていますが、試行錯誤しています。。。笑
その掲示板って、患者は見ているの??
というそもそもの問題があります。
また患者の目線はどこに集まっているか??
電光掲示板(呼び出し、会計)、テレビ、自動販売機のとなり等、、
それら周辺に貼ることで目に留まる広告になりそうです。
ポスター自体のデザインやわかりやすさも大事でありますが、
目に触れる数(ポスター枚数)を増やさないといけません。。
そして周知まで時間がかかります。
リクルート方法2
正直ポスターだけででは足りないので
外来を受診した患者さんに対して
医師(指導教官)、看護師から声掛けを行ってもらっています。
その際に、名刺サイズのカードをお渡しいただき
「こういう調査しています。ご興味あればどうぞ」というものです。
ちょっと注意点として、
患者と医師、患者と看護師であると
権威勾配は排除できません。
◯◯先生が受けろって言ったので、とか
看護師さんが勧めるし、とか
これが患者の「やらない気持ち」を「やる気持ち」に変えてしまうと良くなく
「自由意志」ではなく「強制された」となりそうです。
注意しないとと思っています。

心の友のGPT4oに聞いてみよう。

声掛けを行いすぎると、対象者が圧力を感じたり、強制されていると誤解する可能性があり、自由意志に基づくリクルートに反するリスクがあります。自由意志に基づく同意の確保は倫理的に非常に重要であり、過度な声掛けや繰り返しの勧誘は、対象者が心理的負担を感じ、研究参加を拒否しづらくなる可能性があるため避けるべきです。

どうしたら良い?

自由意志を尊重するためのポイント
・勧誘は一度にとどめる: 基本的には一度の声掛けで十分です。それ以上の勧誘は、強制と捉えられる可能性があります。
・選択肢を明確に伝える: 参加しない選択が自由であり、参加しないことで不利益が生じないことを明確に伝えることが大切です。
・勧誘の際の言葉遣いに注意: 言葉遣いや態度が強制的に感じられないように配慮します。「参加しなくても大丈夫です」といったフォローを入れると良いでしょう。
・対象者に考える時間を与える: 即答を求めず、対象者が十分に考えた上で決定できるよう時間を与えます。
・記録と透明性の確保: 勧誘の過程や対象者の反応について記録を取り、透明性を確保します。

なるほどなるほど。
リクルート方法を間違えず、やっていこう。
ということで、気をつけないといけないのですが
その一方で症例は集めないといけないので、難しいところです^^^^
ここからはちょっとした愚痴のみ書きますので
今日はこのへんで^^
また次回大学院生日記9月号でお会いしましょう^^
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愚痴
BUMP OF CHICKENの隠しトラックの感じで
ここまで見てくれた皆さん。
私は「星のアルペジオ」が好きです。
ありがとうございます^^
作者の愚痴になりますが
正直この研究をやっていて一番きついと思うのは
研究に全く関係ないヒトのご意見です^^
建設的な意見なら良いんですが、
同部署のお局様のご意見に疲弊するわけです^^
この研究自体、他部署(特に看護部)を巻き込んでいるものなので
研究始まったばかりの時、不安が多く(今でも)
たいした事ない、ご意見でもメンタルやられるんですよ。
このお局様のお陰で、始まったばかりの研究を辞めたいという気持ちになりました。
今は回復して、何クソと思っていますが。
まぁ
お局様は共著者でもないし、謝辞にも絶対載せないと心に決めました。
(元々謝辞には身内を載せないという意見もありますが)
すみません、愚痴ってしまいました。
このブログでは、自己投資として大学院を勧めていますが
それに伴うストレスも包み隠さず話していこうと思っています。
今回はその一部です^^笑
さて、次回9月号では、症例数が増えてきた研究について
深堀りしたいと思います。
ではこのへんで!
またお会いしましょう。