教育の話
おはようございます。
いつもアルココ(薬剤師)のブログをご覧いただきありがとうございます。
今日はちょっと真面目に
教育について書きたいと思います。
教育を考える必用がある方に届けば嬉しいです。
それではやっていきましょう。
こちらの御覧ください↓
元々教育が好きだった?
好きではありませんでした!w
自分が教育する立場になるなんてことも考えても見ませんでした。
薬学生が毎回来て、大変。
業務の邪魔しか思っていませんでした。
学生にかまう時間があるならば、患者指導したほうが良いと思っていました。
後輩指導も特にしていませんでした。
多分自分も指導されたことがなかったので、
指導の仕方がわからなかった、というのが正直なところですが、、
ではなぜ、教育を考えるようになったか
それは自分が楽になるからです。
イマイチピンとこないかもしませんが、次からその理由を書いていきますね。
ちょっとしたエピソード
前の病院のエピソードを書きます。
当時私は28歳くらいで呼吸器内科病棟を担当していました。
そこに後輩(25歳、女性)が配属され、上司から
「病棟業務を教えてあげて^^」と指示されました。
その時の私の感情としては
めんどくさいし何教えれば良いんだよ。。でした。
彼女自体は初めての病棟業務でしたが、仕事は一通りこなせており
しっかり知識もありました(今思えば自分以上に知識豊富でした。。笑)
ただこの後輩とのやり取りが、自分の考えを変えてくれました。
○エピソード
IP(間質性肺炎)に対してタクロリムスを使用すると医師から相談。
用量とトラフ値(外注?)について、相談されました。
アルココが調べたところ、トラフ値目標がはっきりせず、医師と相談する必要がありました。
(少し内容がうろ覚えで恐縮です。)
しかし、翌日アルココはお休みを頂いていたため、医師への伝達を含め後輩に頼む必要がありました。
今まで後輩に病棟を任せたことは何度かありましたが
重たい話や交渉事はアルココが片付けていました。
初めて翌日まで残ってしまい、少し焦りましたし、後輩自身も
後輩「アルココさん、タクロリムスの件全然わからないですよ・・・」
という内容です。
→対応
当時の私はイキっていたので
自分がいなくては!職場は!回らない!って感じだったので
現時点で調べられたトラフ値、医師とのやり取りの方法、交渉の仕方を後輩へ最低限伝え
翌日トライしてもらうことになりました。
困ったらメール等で相談してもらうこととしました。
翌日わたしは、もんもんとして不安でしたが、相談の連絡は来ず、夕方に
後輩「アルココさんのレクチャーがあったのでなんとかがんばれました。」
と連絡が届き正直びっくりしました。
翌日、職場で内容を確認したところ、問題なく話が進んでおり
2度めのびっくりでした。。
後輩はアルココのレクチャーがなければ、難しかったですと言っていました。
後輩に対して仕事ができないとは思っていませんでしたが、
後輩を育てれば一緒に仕事してくれる仲間になるんだ
と、わかった瞬間でありました。
そこから6年?(汗)ほど経っていますが、後輩指導は当たり前に行うようになりました。
この経験から学んだことを伝達していることであります。
まとめ
このエピソード以外にも教育が重要と思うポイントはありました。
多分、みなさんも感じるところでは無いでしょうか?
ただ、業務が忙しいや
リソース(人、金、余裕)がないなどで
なかなか教育が出来ない、難しいという声も結構聞こえています。
うちは大学病院ということもあり
わりと潤沢に薬剤師が在籍しています。
この条件を活かして人材教育を行っていければなと思っています。
まずは
教育の意識付けから行えればなんて思います。
学生教育も大事ですが、新人、中堅教育は手つかずが多いです。
理解者を増やしていきましょう。。笑
教育しても給料に反映しないんですが
上記のようなエピソードで自分が助かることもあると思います。
何度も言いますが、理解者を増やしましょう!笑
今日はこのへんで
何か参考になれば幸いです。