退院時薬剤情報提供について

正確には退院時薬剤情報連携加算(60点)ですが

たぶん様々な病院の先生方がこの算定を取るために

日病薬のフォーマットをModifyして使っているのではないでしょうか

アルココくん
アルココくん

急な英語ウザ・・・

ひぽおくん
ひぽおくん

・・・

この話をちょっとしていきたいとおもいます。

私の最近の研究はこの情報提供をいかに有効に行うか、良いものにするかになっています。

ではやって行きましょう

そもそもこの加算って何?

少しご説明させていただければと思います。

https://shirobon.net/medicalfee/latest/ika/r02_ika/r02i_ch2/r02i2_pa1/r02i21_B014.html

と、思ったのですが、詳しいHPを御覧ください笑

簡単に言えば、入院中にの薬の経過をかかりつけ薬局or家族へ情報提供すると

退院時に60点追加で算定できるというものです。

令和2年の診療報酬改定で新設された加算ですね。

提供方法は様々あるようですが、言及されておらず

お薬手帳に記載、FAX、手渡し、郵送・・・何でも良いわけです。

この情報提供すれば60点というざっくりしたものなんですが

その「情報」が難しいと思うんです。

何を情報提供するの?

入院中の内服薬の経過なので

入院時Aを飲んでいたが、入院中の経過で腎機能低下しAをA1/2に減量して退院となりました。

これだけでも良いわけですよね。

以前この情報提供について門前の日○調剤の先生と話した際に

日○調剤の先生「入院中の経過を知れるだけで何でも嬉しいです!」

とおっしゃっておりました。

確かに私も保険薬局で働いていたときには、入院中の情報が全くわからず

初回来局の患者さんの1包化の作り方について、病院へ情報提供を依頼したこともありました。

でも個人的には内服の情報+αで送りたいと思うわけです。

提供するべき情報とは?

薬の経過だけではわからないと思います。

私は外科病棟におるわけで

「どんな手術を行ったか」を記載しています。

ここは結構グレーなんですが、患者に毎回許可をとっています。

そして薬の経過を書かずに、治療の経過だけ書くと算定要件から逸脱しそうなので注意です。。

許可を取る方法で例えば、

「○○さんは、胃をとったわけで、今後長い間に貧血とか出てくるかもしれないので、症状を薬局でも確認してほしいから、手術の話もして良いですか?」

と言うと大体OKしてくれます。

情報提供書に、

胃全摘施行後なので、お手数ですが貧血の症状の有無をご確認いただけますと幸甚に存じます。

というふうに記載しています。

以前下のブログでも書きました

初来局した患者さんに

「胃全摘した患者さんですか?」なんて聞けませんよね。

病歴や経過が分かるだけでも、服薬指導にいろんな色が付きますよね?

ですから、可能な限り病院薬剤師は情報を外に出す必要があると思います。

情報提供書作成の手間(現実)

現在当院では私が担当している病棟からこの情報提供を派生し

5病棟ほどで行っています。

ただ、日常業務が忙しいと、情報提供書作成に時間がかけられず

送ることを諦めてしまう後輩もいます。

私も月10件から15件が限度で

一つの情報提供を作成するのに少なくとも15分〜20分はかかります。

なるべくシステムで無駄がないようにしていきたいと思います。

これは部内の課題。。

今は当直中の空き時間で書いてます!笑

最後に

とつらつら書いてきましたが

いかに時間を短縮し、情報提供を行っていくかという課題と

情報の取捨選択、何を必要としているか、何が患者の利益になるのかという課題

を研究(大それたものではないですが)しているわけです。

ぜひ、ご自身の施設でされている内容を教えていただければ嬉しいです。

こういう議論?情報共有?をリアルで行いたいんですよね、。

コロナのバカ野郎。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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