伝える力が一番大事

薬剤師業務で「説明」の場面がすごく多いと思います。

服薬指導時、多職種への伝達時

処方提案の理由を伝える時

等などですが

「伝え方」を考えていますか?

どんなに正しいことを言っていても「伝え方」が良くないと伝わりません。

少し当たり前なことが多いですが、書いていきたいと思います。

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説明の定義

広辞苑より

事物や出来事が「何故かくあるのか」(何故このようになっているのか)の根拠を示している (抜粋)

ということは

なぜ薬を飲まなくてはいけないか(または飲まなくても良いのか)

生活習慣を是正する事

ある薬を毎食後に飲む理由

など「根拠」を示す必要があるんですね。

薬剤師業務の根本には「根拠」が必要なんですね。EBMですねぇ。

伝える前の容姿

多分これで結構決まると思うんですが

「容姿を整えているか」が大事です。

例えば、髪がボサボサ、汚れている白衣を着ている人と

しっかり整えて、清潔な白衣を着ている人では

どちらから説明を受けたいですか?

多分大多数が「後者」ですよね?

これは患者でも同じ心理が働きます。

私も気にしないことが多いですが、まずはしっかりとした容姿になりましょう。

清潔感です。(難しいですよね。。。)

脱線しますが

教授が白衣を着て講義をしますよね?

白衣には「清潔感があって、信頼できる人が着る」というイメージがあるそうです

※ブログなどの記事のためエビデンスは乏しいです。

これも講義を聞いてもらうための工夫なんだと思います。

なので私も看護学生の講義のときは、スクラブに白衣を着ます!笑

意味があるかわかりませんが、結構話を聞いてくれる印象があります。

相手の状況を確認する

伝え方を考えるときは

相手の状況を考える必要があります。

例えば

○○癌と診断されて、途方にくれている方に抗がん剤を説明する場合

いかに副作用を伝えても響かない、という経験があります。

正しいことを伝えたいのに、伝わらない。

これは相手の準備ができていないから、もありますが

相手に準備をさせていない、という言い換えも出来ます。

わたしは

相手の顔色を伺い、何を思っているか

説明が届いていないなと感じたら、なぜ届かないのか?を考えています。

上の例で言えば

癌と言われたことで、ショックを受けている。

それがまだ自分の中で咀嚼できていないのに、他の話を聞けない。

という状況だとしますね

そんなときに抗がん剤で吐き気が出ますとか、髪の毛が抜けます

と伝えても、響かないですね。

こういうときは患者に、考えている事と不安なことを喋りきってもらう必要があります。

先生に説明されたと思いますが、いかがでしたか?わかりにくいこととか有りませんでしたか?

こんな感じで話を始めると、思いを伝えてくれます。

薬剤師が説明に入る前に、医師の治療方針やムンテラ内容を確認するとなお良いです。

わたしの表情、あなたの表情

容姿、相手の状況ときて最後は

表情です。

説明する力が無かったとして(わたし)も

笑顔で話をしてくれる人に、たくさん話したくなりませんか?

身振り手振りを入れて、笑顔で楽しそうに話を聞いてくれる と

ついつい喋っちゃったりしませんか?

これだと思うんですよね。

是非、薬局や病室で

患者の話を笑顔で時間の許す限り聞いてあげてください。

これが信頼される薬剤師への第一歩だと思います。

あと相手の状況とかぶりますが、相手の表情も見てあげてください。

とアタリマエのことをつらつらと書きました。

最後に参考になる書籍を載せて今日は終わります。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

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