プライマリ・ケア認定薬剤師として
こんにちは^^
いつもアルココブログを御覧いただきありがとうございます。
今回は
プライマリ・ケア認定薬剤師を取得した私の
日常どんな業務を行っているのか
後輩や、部内にどのような影響を与えられているのか書きたいと思います。

著者は大学病院で外科・泌尿器科病棟を担当しています。
まずはこちらから↓
はじめに
通常の病院業務をこなしながら
患者に対してどの様に関わっていいけばよいのかを検討しています。
退院時情報提供書
これはこのブログで何度か出てきていると思います。
退院時にかかりつけの保険薬局へ情報提供を行います。
担当している病棟が外科系のため、
ストマ増設、臓器(特に腎臓)摘出など
処方箋に載らないのに、患者の背景情報として知っている必要がある情報
を情報提供書を用いてお伝えしています。
それ以外にも記載している項目は多岐に渡りますが
基本的には「地域に戻る」という視点を持って仕事しています。
この退院時情報提供、自体はプライマリ・ケア認定薬剤師で無くとも
当たり前に作成するものですが、
これを書き続ける、情報提供し続けることが大事だと思っています。
働いている病院が大学病院のため、
紹介され治療を行った後は (必ず)かかりつけに戻るため
病院が変わってしまいます。
病院でのフォローを外来でも継続するために、情報共有し合いたいと思います。
OTC選択の相談
ごくたまにですが、OTCの相談をされることもあります。
正直あまり得意では有りませんし
Fizz先生の書籍にて勉強中であります^^^^
ただできるだけ
「わからないので飲まないほうが良いです」は避けるようにしています。
実際にあった質問は
「(退院処方の)鎮痛薬がなくなったらどれを飲めば良いですか?」
「体調不良のときに一般の薬ってどうですか?」
「栄養ドリンクってどれがおすすめですか?」
などです。
これもプライマリ・ケア認定薬剤師だから答えられるというわけでは無いですが
一つの視点として持っておきたいものです。
ただ、個人的な意見ですが
日本は国民皆保険制度のため、医療アクセスまでの障壁がかなり低くなっています。
そのためOTCでどうにかしようと言う前に
病院を受診する、に繋がっている現状があります。
医療アクセスの障壁が低いということは良いことではありますが
コンビニ受診や
患者自身の病気に対する意識の低下
タクシーのように救急車を呼ぶ、などは問題になっていると思います。
この辺の問題は皆さんで考えたいですね。
研究
大学に所属しているため、研究は必須の仕事になっています。
私が仕事で出会った患者さんだけに対応するのではなく
仕事で出会わなかった患者さんにも、なにか届けられるように
研究を行っていきたいと思います。
プライマリ・ケア認定薬剤師の強みは?
そう思った方は少なくないと思います。
正直プライマリ・ケア認定薬剤師だからといって
他の資格よりなにかものすごく強いものがあるわけでは有りません。
〇〇専門の様に専門分野があるわけでもないのですが、
わたしは多方面を見れる「視点」「気づき」がこの資格の強みだと思います。
語彙力がなく非常に言葉に表すのが難しいです。。笑
この人家に帰ったら誰が薬を管理してくれるんだろう?
食事は誰が作ってくれるんだろう?
病院への通院は誰がやってくれるんだろう?
とこんな「薬剤師の仕事」なのかどうかはっきりしないことを
考えて仕事しています。
正直わたしが考えなくても医療は回りますが、わたしが考えても良いはずですよね。
こういうちょっと薬剤師の王道から外れた分野をフォローできるのも
プライマリ・ケア認定薬剤師だと思っています。
まとめ
いかがだったでしょうか
スピリチュアル的というか
ふわーとしていると言うか
そんな資格なんですが
ご興味がある方は何でも相談に乗ります。
ここまでご覧いただきありがとうございました。